「機嫌が悪い人がいると緊張する……」
「相手の言動や反応が気になる?」
「悲しいニュースを見ると落ち込む……」
「大きな音や眩しい光が苦手……」
もし当てはまるなら、あなたは「繊細さん(HSP)」の可能性も
繊細さん(HSP)は、統計的に5人に1人があてはまる「性質」と言われています。
その体験をもとに、気づくきっかけになったマンガと「繊細さん(HSP)」とは何かについてご紹介します。
「なんで私はこうだろう?」と見えないストレスを抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
- 「繊細さん(HSP)」とは何か
- 自分が「繊細さん(HSP)」だと気づいて変わったこと
「繊細さん(HSP)」とは
「HSP」とは、感じる力が強く、とても繊細な人のこと。
マンガの巻末解説ではこのように紹介されています
繊細な人たちの感じやすい性質は、長らく「気にしすぎ」「真面目すぎる」など個人の性格によるものだと誤解されてきました。
ところが、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が行った調査により、「生まれつき繊細な人」が5人に1人いることがわかってきました。
アーロン博士は、こうした人たちをHSP〈Highly Sensitive Person〉と名付けました。
HSPは日本語では「とても敏感な人」「敏感すぎる人」と訳されていますが、この気質を「いいもの」としてとらえ、私は「繊細さん」と呼んでいます。
「繊細さん」という響きは、ストンと心に馴染みます
「繊細さん(HSP)」の特徴
「繊細さん(HSP)」には、4つの特徴「DOES(ダズ)」があると言われています。
【D】Depth of Processing・・・物事を深く考える
【O】Overstimulation・・・視覚や聴覚などの感覚が敏感で、過剰に刺激を受けやすい
【E】Emotional response and empathy・・・共感力が高く、感情反応が強い
【S】Sensitivity to Subtletie・・・ささいなことに気づきやすい
繊細さん(HSP)は、病気ではなく、生まれもった「気質」「特徴」であることがわかっています。
色白だったり、丸顔だったりというような、いわば個性のひとつ。
マンガで知る「繊細さん(HSP)」
私が「繊細さん(HSP)」のことを知ったきっかけは、マンガでした。
ある1冊のマンガのタイトルに目が止まりました。
「繊細さん」というワードがやけに気になってお試しで読んでみたところ、なんだかすごく共感するなと思い、即購入。
全部読み終えたところ、大きく共感する部分もあれば、しない部分もありつつも、妙にストンと納得できるものがありました。
「繊細」という言葉には、「傷つきやすい」「神経質」「細かい」などマイナスなイメージも持つ人もいるかもかもしれません。
でも「繊細さん(HSP)」は、「病気」でも「性格」でもない、「気質」という個性だということ。
今までモヤっとしてた部分がクリアになった気がして、自分の取扱説明書をもらった感じがしました。
気づくきっかけをくれたマンガ
わたしは繊細さん まんがでわかる! HSPが自分らしく生きる方法
「繊細さん(HSP)」は、ひとりひとり「HSP気質」が違っていて、音に敏感な人もいれば、光に敏感な人もいるなど、個人差があるとのこと。
そのため、マンガの内容が全部自分に当てはまるわけではないようです。
私が当てはまっていたポイント
私はこんなところが当てはまっていました
- 人混みや大きな音が苦手
- 友達との時間は楽しいはずなのに気疲れする
- 大勢の人がいる場に行くと疲れる
- 友達など知り合いが突然家に来ることが苦手
- ひとりの時間がないとストレスを感じる
- 人の悪口や怒鳴り声を聞くと気分が落ち込む
- 人のちょっとした仕草や目線などに敏感
会社では、近くの人がキーボードをバンバン叩いてる音や、誰かが怒られている声にピリピリする空気感とかが気になったりしていました。
満員電車も苦手で、なるべくイヤホンで音を遮断してないと情報量が多くて疲れてしまっていました。
あとは、仕事でもプライベートでも、ひとりの時間が持てないとつらく感じることも。
友達と遊んでいる楽しい時間でも、時間が経つと、なぜか疲れて家に帰りたくなっていました。
「繊細さん(HSP)」だと気付いて変わったこと
「繊細さん(HSP)」という言葉を知る前
「繊細さん(HSP)」という言葉を知る前は、「ただの気にしすぎ」「性格」と私はとらえていました。
でもほかの人は全然平気そうなのに、「なんで自分はこんなにストレスを感じるんだろう?」と、ほかの人との違いをいつも感じていました。
「繊細さん(HSP)」という言葉を知ったあと
マンガを読んで「繊細さん(HSP)」を知ったあとで、過去の自分を振り返ってみると、色々納得できるものがありました。
「あれも、これも、そうだったんだ」という感じでした!
マンガを読んで「繊細さん(HSP)」という言葉を知ったからこそ、気づけた部分です
「性格」ではなく「気質」だと気づいたことで、
- 楽しい時間でも疲れるのは仕方ない
- 休息のために遊びの誘いを断るのは、自分にとって必要なこと
- ひとりの時間を確保するのは、自分にとっては必要なこと
- 大きな音は苦手だと周囲に伝えて気をつけてもらう
という考え方が自然にできるようになって、自然と心が楽になりました。
自分を理解すると、ほかの人との違いにも気づけるようにもなりました。
「自分が気づいたからと言って相手も気づくとは限らない」だから「深く気にしすぎない」という意識ももてました
「繊細さん(HSP)」をもっと理解したいと思ったら
「繊細さん(HSP)」をもっと理解したいと思った人は、こちらも参考にしてみてください
マンガの監修者であり、HSPカウンセラーの武田友紀さんの本です。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
マンガの監修者・HSPカウンセラーの武田友紀さんと菊池真理子さんの対談コラム
「繊細さん(HSP)」知ると心が軽くなる
マンガで知る「繊細さん(HSP)」知ると心が軽くなるについて、ご紹介しました。
- 「繊細さん(HSP)」とは、「病気」でも「性格」でもなく、「気質」のこと
- 「繊細さん(HSP)」だと気づいたら、自分の扱い方や周囲との距離感がわかって心が楽になった
もし自分も「繊細さん(HSP)かも?」と感じたら、まずは知ることからはじめてみてください。
「繊細さん(HSP)」の敏感に感じる力は、大きな強みになりますよ。
この記事が、みなさんのお役に立てたらうれしいです! ふくうら(@fkr099)でした。
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