ら抜き言葉とは|Webライターなら知っておきたい文章の書き方

「『ら抜き言葉』とは?」

「『ら抜き言葉』は、間違いなの?」

「食べれる」「見れる」などの「ら抜き言葉」は、日常会話でもよく使われている言葉です。

しかし、公には認められていない使い方になるため、ビジネスシーンや文章などで使うのは避けたほうがよいといえます。

文章を書くことが仕事のWebライターの場合、執筆する際に、ら抜き言葉を使わないよう注意する必要があります。

この記事では、ら抜き言葉とは何かやよく使われる例、ら抜き言葉を見分けるツールについて、解説します。

未経験・初心者Webライターの方で、ら抜き言葉について知っておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ここでわかること
  • 「ら抜き言葉」とは
  • よく使われる「ら抜き言葉」の例
  • 「ら抜き言葉」を見分けるツール
目次
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「ら抜き言葉」とは

「ら抜き言葉」とは、可能の意味を表す助動詞「られる」の「ら」が抜けている言葉を指します。

ら抜き言葉の代表的な例
  • 食べれる
  • 見れる
  • 着れる

ら抜き言葉は、話し言葉でよく使われているので問題ないように思えるかもしれませんが、日本語としては間違った使い方とされています。

そのため、ら抜き言葉は「ビジネスシーン」「公の場」「改まった場所」「文章」で使うのは避けたほうがよいといえます。

  • ただし、ライターがメディアの文章を書く場合は、各メディアのレギュレーション(ルール)に従うようにしましょう。
  • 若い世代をターゲットにしているメディアの場合、ルールが緩く、ら抜き言葉OKにしているケースも考えられます。
  • 必ずレギュレーションに従いましょう。

よく使われる「ら抜き言葉」の例

よく使われるら抜き言葉には、どんなものがあるのでしょうか。

ふくうら

具体的な例を挙げてみます

スクロールできます
ら抜き言葉正しい表現
食べる食べれる食べられる
見る見れる見られる
着る着れる着られる
出る出れる出られる
起きる起きれる起きられる
寝る寝れる寝られる
決める決めれる決められる
止める止めれる止められる
投げる投げれる投げられる
来る来れる来られる

「ら抜き言葉」は間違いなの?

ら抜き言葉は、世間に広く浸透していますが、現時点では間違った使い方とされています。

ふくうら

文化庁のサイトでは、次のように明記されています

ア いわゆる「ら抜き言葉」

 いわゆる「ら抜き言葉」とは可能の意味の「見られる」「来られる」等を「見れる」「来れる」のように言う言い方のことで,話し言葉の世界では昭和初期から現れ,戦後更に増加したものである。 (中略)

 しかしながら,この言い方は現時点ではなお共通語においては誤りとされ,少なくとも新聞等ではほとんど用いられていない。(中略)

 国語審議会としては,本来の言い方や変化の事実を示し,共通語においては改まった場での「ら抜き言葉」の使用は現時点では認知しかねるとすべきであろう。さらに, 「ら抜き言葉」については,次のような観点から今後の動向を見守っていく必要があろう。(後略)

引用:文化庁「HOME > 国語施策・日本語教育 > 国語施策情報 > 第20期国語審議会 > 新しい時代に応じた国語施策について(審議経過報告) > I 言葉遣いに関すること

このように公には認められていないため、シーンに応じて、ら抜き言葉の使用は避けたほうがよいでしょう。

「ら抜き言葉」見分けるツール

ら抜き言葉を見分けるための「文章校正ツール」があるので紹介します。

Wordには、「文章校正機能」が標準搭載されています。

ふくうら

ら抜きがあった場合、このように指摘してくれます

ふくうら

わかりやすい!

ふくうら

ちなみに、Googleドキュメントでも同じ文章を入れてみましたが、Wordのような、ら抜きに関する指摘はないようでした

Wordを持っていない人は、無料でも使える「文章校正ツール」を使うのもおすすめです。

おすすめ文章校正ツール
ふくうら

活用してみてくださいね!

「ら抜き言葉」に注意して、読みやすい文章を目指そう

「ら抜き言葉」とは、可能の意味を表す助動詞「られる」の「ら」が抜けている言葉をいいます。

代表的な例として、「食べれる」「見れる」「着れる」などが挙げられます。

日常会話でよく使われるら抜き言葉ですが、日本語としては間違った使い方とされているため、ビジネスシーンや公の場、改まった場所、文章で使うのは避けたほうがよいでしょう。

ら抜き言葉を見分ける方法として、Wordなどの校正機能があるツールを活用するのもおすすめです。

Webライターとして、ら抜き言葉に注意して、読者が読みやすい文章執筆を目指しましょう。

まとめ
  • 「ら抜き言葉」とは、可能の意味を表す助動詞「られる」の「ら」が抜けている言葉のこと。
  • 日本語としては間違った使い方とされているため、ビジネスシーンや公の場、改まった場所、文章で使うのは避けたほうがよいとされている。
  • おすすめ文章校正ツール:WordShodoEnno

「ほかにも文章の書き方を知りたい!」と思った方は、こちらの記事もご覧ください

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この記事を書いた人

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「Webライターで叶える」
「自分を大切に、わたしらしい働き方を」

未経験・初心者×元会社員・内向型ライターのノウハウ・働き方などについて発信しています。

・元事務職OL、未経験・スキルなしからWebライターに転身。
・内向型・HSP(繊細さん)
・アパレル→事務職→ライター
・疲れたら猫を吸う人

メディア記事や企業サイト・LP文章、電子書籍、動画・絵本シナリオの執筆、取材を行うなど幅広く活動。人や商品、サービスの魅力を深掘りし、必要な情報をわかりやすく伝える文章を得意とする。

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